仕事がなくなったら免職は道理。公務員が身分としてふんぞり返ってきた時代が終わりを告げている

大阪市の橋下徹市長が、公務員の「身分」に対する厳しい言動を繰り返している。地下鉄で喫煙した
助役は「懲戒免職」、行政改革で廃止案が出た市音楽団の職員は「分限免職」と独自の考えを表明。
「厳しすぎるのでは」と波紋を広げている。「民間に比べ、公務員は身分に甘えすぎ」と意識改革を
迫る橋下市長。一方、有識者からは「安易な免職は裁量権の乱用になりかねない」との指摘も上がる。
橋下流・公務員改革の是非は。

 「これはダメ。今までの事例とか考えず、厳罰で行きます」。今月3日、市営地下鉄本町駅の
助役(54)が駅長室で喫煙、火災報知機が作動し、列車に遅れが出た。2月に梅田駅でたばこの
不始末が原因とみられる火災が発生、禁煙徹底を図っていた最中だけに橋下市長は激怒。2日後には
「懲戒免職を基準に考えてもらう。裁判闘争になってもいい」と激しさを増した。

 処分を検討する交通局は戸惑う。担当者は、「(訴訟で)処分取り消しが認められれば、市への
賠償請求に発展する恐れもある。市長の発言は『たるんでいるとこうなるぞ』というメッセージだろうが、
全て負わせてもいいのか」と厳罰をためらう。過去に喫煙で懲戒処分になったケースは、禁煙の小学校で
繰り返し喫煙した男性教諭だけ。処分は減給1カ月で、今回との公平性を問われかねない。

 橋下市長の厳しさの背景には、市職員の度重なる不祥事がある。2月には、児童福祉施設の職員が腕の
入れ墨を見せるなどしたことが発覚。「法律で守られた公務員の身分保障が甘えを生む。民間のように
厳しい競争にさらされるべきだ」と規律強化を強める。

 市の改革プロジェクトチーム(PT)が5日公表した行政改革案。全国で唯一、自治体が運営する市の
「大阪市音楽団」(市音)を廃止、団員を配置転換する案を示した。しかし、橋下市長は満足しない。
「音楽をやってきた人が単純に事務職に変わると言ったら、市民に怒られる。仕事がなくなったら
原則は分限(免職)。世の中のルールだ」
(>>2-に続く)

▽毎日新聞
http://mainichi.jp/area/news/20120407ddf001010002000c.html

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