高倉健さんの思い出の映画がテレ東で今日も。学生時代に見なかった映画を初老になって二本とも二回目

 高倉健さんの映画を喜んでみていた学生は全共闘新左翼だった。おいらは社会党左翼既成左翼労農派左翼だった。高倉健さんの映画を見て喜ぶ全共闘を舐めていた。  その自分が「あなたへ」の影響なのか竹田城跡に行っていたり、幸せの黄色いハンカチに普通に涙したり。 あのころの左翼の矜持は毛沢東に代表される人民の中へ。だった。 人民から強奪した日本軍国主義に比べ 三大規律八項注意で日中戦争を戦いぬいた人民中国は人民の犠牲の下に少数の特権階級が権力をほしいままにしてきた時代から新しい時代への道を指し示していた。  その人民中国の化けの皮が剥がれてみるとあまりにも理想と現状の落差の大きさに愕然とせざるを得なかった。  結論は社会主義という理想は実は権力を簒奪するために人民を利用できるだけする。その結果権力を利用できる側に変わったとたんに以前の人民抑圧権力以上に人民を抑圧する側に変化する。  福祉利権に巣くう中には元社会主義者が多い。資本主義の側から横取りできるものは少しでも多く取ってしまえという感覚があるようだ。なかには正直に福祉活動をやっている人も少なくないのかもしれないが、おいらの目につく福祉業者はそういう類の元社会主義運動の落ちこぼれが少なくない。そういう類のゴロツキは福祉をネタに大稼ぎしているようだ。

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遺言を書く世代が感動した「あなたへ」を見た

脚本の設定が雑だと評判の悪い声を沢山読んでったから覚悟していたが、いい映画だった。風景に合成した高倉健の映像という批判もどこかな?という感じ。確かに写真館の写真で死んだ奥さんの写真と感じるのには無理があったけど。高倉健と大滝修治の喋りが聞きにくいというのもあのお年できちんと発声していたと思った。他の俳優さんが健さんに気兼ねしている。という批判もあったけど芝居の中でのしゃべりは自然だった。舞台裏でどれだけ気を使いあっているかは映像には出ていなかった。 高倉健の東映任侠映画を見てきた年代が多かったようだが。全く興味が無かったあの時代の任侠映画のときの健さんが今高齢の往年の大スターが少し心もとない歩みを見ていると心配してしまった。車の運転なんかもうやめたほうがいいのにとか。。。もう颯爽とした姿を見せる映画は痛々しい。年相応の役をして欲しい。でも定年の時代を迎えた初老の夫婦にとってはこの先の自分たちの墓の問題や放浪の旅をしたいとか、ロードムービーの楽しさは出ていた。幸せの黄色いハンカチのような歴史に残る名作とは行かないかもしれないが、渋い高倉健さんが遺言のような映画を残したのかと、遺言を書く世代は感動した。

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