湯浅博著 「全体主義と闘った思想家】独立不羈の男・河合栄治郎

 産経新聞の日曜日湯浅博著 「全体主義と闘った思想家】独立不羈の男・河合栄治郎とその生涯」 を読んでいる。20160911の(61)では河合の自由主義が共産主義と似ていると戦争中の国家権力側の右翼が攻撃している。まさしく戦前の共産主義が思想的には自由主義と似通っていると戦前右翼に勘違いさせるような理想主義的な誤解があったのだと思う。  当時の日本の戦争国家権力はまさしく実態としての共産主義的ファシズムであり国家統制経済破たんへの社会主義の過ちを突き進んでいた。湯浅記者の研究の深みの一端を今覗き込める楽しみを学んでいる。  (学生たちは坂本の理想論を振りまわし、さかんに非武装中立を吹聴した。実際には日米同盟から中立に偏った分だけ、ソ連寄りに大きく歩を進めることに気づかない。)(2015.10.31 13:00【湯浅博 全体主義と闘った思想家】独立不羈の男・河合栄治郎(1)70年安保反対闘争の喧噪 から)http://www.sankei.com/premium/news/151031/prm1510310009-n5.html  第一回を読み直してみたが、この引用部分には私には異論がある。なぜなら当時の非武装中立論は全くの少数派だったからだ。暴力革命論が跋扈する中で、社会党左派の中でも非武装中立論を本気で進めている人間は少数派だった。湯浅氏は勘違いしている。非武装中立論は今の時代でこそ左翼運動の最後のよりどころになっているが、当時の左翼運動では新左翼も共産党も非武装中立論を全く無視し…

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